みさと町のBARN

2004年、BARNがみさと町に建った。
2007年9月、「みさとのBARN」がすっかりco◎seさん家になっていた。
反対側はこんな感じ。週末にせっせと木を植えて整えられてきた庭は、いつのまにかその土地に馴染みずっと以前からまるで初めからあったかのように根を下ろす。 ご主人のお仕事はランドスケープ業。風が緑を揺らし、抜けていく。季節の移ろいと共に暮らす知恵、グッジョブ!! お休みの日に、少しずつつくって来たアプローチ。 「ただいまぁーっ!!」子供たちが駆け込んできた。「おかえり♪」 南に開いた窓の向こうには、ウッドデッキから庭へと続く。 みんなが集う場所。 それぞれ思い思いに過ごす時間。場所は記憶を繋ぐ共有物。 記憶──思い出をひとつにつなぐ場所。 エスプレッソマシーンや炊飯器、オーブンレンジ。ありきたりなことがじつは大切だったりして。 素足で住む家。 オンナっぽい いつも見慣れた洗面所も、暮らしの趣。タオルウォーマー、これがいいんだなー。あったかいし。 女の子の部家は、イロっぽい。キャッキャしてて、何だかうれしい。 妹chanのデスク。その向こうにはお姉ちゃんの机。女の子には、甘いんだ。 ママがインターネットにつないでくれます。おっと、コドモフィルターは使ってますか? とおりかかったお姉chan。足を止めて、いつしか真剣に。うしろにまわした腕は「じっとガマン」? あんしん。あんしん。 住まい手の記憶。

模型

・・・ウエストコースト、サンフランシスコの北150kmの海岸地帯に建築家がプロジェクトに加わった大規模な住宅開発「シーランチ」がある、1960年代のこと。 もともと近辺に建ち残っていたバーン(農家の納屋風木造建築)のイメージを原型として、原生の地形や植生をそのままに、ランドスケープに溶け込んだ住宅開発である。

建築の内外装に使用されているのがウエスタンレッドシダー。 この辺り一帯に広がる牧草地に点在する小さな岩山、(米杉は時を経て)その岩山に近い色調を帯びてくる。 経年変化をも計算された見事なまでの環境デザインであると言える。 三角屋根とラフに挽かれた木肌をそのままに・・・私たちのつくるバーンスタイルの家は、子供達の描く家の絵のように、住まいの原型をイメージしているのかも知れない。

記憶の中にある風景、どこかで見たような懐かしい佇まい。それがすこやかさの意匠 Simple & Natural である。

・・・懐かしい丘の上の家。榛名の風を聴く家。そしてまた、箕郷の町に・・・

わんこ

* 家の + 住人 *チャーちゃん ミニチュアダックスフンド(♀) ちょっと(?)気が小さいチャーちゃん。 高さ5cm程のbarも飛び越えられない(奥様談)そうなのですが、来客時は一緒に遊びたくて「ケージから出してぇ」って言ってるかのごとく鳴いて笑って・・・? ご覧のとおりなかなかの美人さんでナイスバデーなのです。