草原が育む素材のこと ──ウールブレス──

ウールブレス写真

ふわふわ、ふぅわり……あったかウールに包まれて暮す。 なにか……とても気持ちイイと、そう思いませんか? 呼吸する素材の羊毛は、いつも壁の中をサラリとさせていて結露をおこさせません。 そう・・・ばうはうすの家は、自然素材の羊毛(ウールブレス)を断熱材として使っているのです。

私たちがウールブレスに注目したのは、断熱材そのものが持つ「調湿性能」です。 水蒸気の吸放湿性が非常に高く、木造住宅の耐久性に大きく影響する「壁内結露」を起こさせないこと……それが羊毛を選んだ大きな理由です。 モチロン、夏場の逆転結露にも有効です。 ウールブレスは、自重量の35%もの水分を保持できる上に、ホルムアルデヒドを吸着する特性を併せ持っています(シックハウス対策になります)。

断熱材には「さまざまな種類」と「それぞれの特性」があります。 語れば、本が一冊書けるほどですから、ここでは省略させていただきますが、羊毛がベストではないかも知れません。 しかし、現実的な諸条件の中では「よりベターな」選択であると考えています。 断熱材は「性能」だけで選ぶ素材ではありません。 ……余談ですが、自然素材派の工務店で人気投票すれば、多分・・・「炭化コルク」が1位になると思います。 ただ、・・・あまりに「セレブ」過ぎて・・・。

より高い温熱環境をお望みであれば「付加断熱」をお勧めします。 付加断熱とは「充填断熱+外張り断熱」のことで、木部が熱橋(ヒートブリッジ)になることを防ぎ、ベストな壁内結露対策です。 外張り断熱材には、自然素材系の断熱ボード(杉皮繊維)も開発されておりますし、より透湿性を高めた製品も入手できます。 施工によって、経年後の安定性に心配は残りますが……。

ばうはうすでの施工中の写真もご覧ください。

ウールブレスの性能

断面の写真
  • 断熱性能
    Kcal/m/℃ 0.032~0.034
    (グラスウール24Kg相当)
  • 遮音性
    80~85%
  • 耐火性能
    発火温度570℃
    【発火しても有毒ガスを発生しません】
  • 耐久性
    100年以上の耐久性を持ち、リサイクル・リユースも可能です。
    廃棄時には「土に還る」素材です。

防虫・防菌・難燃処理

CSIRO(豪州国立化学産業機関)で開発されたホウ酸(商品名・オクトボー)を使用しています。 非塩素・非リン酸系ですから、人体をはじめ動物・環境にも安全な処理方法です。 経年後の安定性を確保するために、30%程度のポリエステル繊維を混入していますが、スポーツウェアなどに使用される中空ポリエステルで、吸放湿性に何ら影響を与えるものではありません。

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ウールブレス施工中は、こんな感じです!!

オーストラリアの羊たちのジャケットを拝借した断熱材です。

ひつじ写真
  • ウール 70%
  • ポリエステル 30%

何で100%じゃないの? そんな疑問は……当然あることでしょう。 ポリエステルを30%混入することにより「断熱欠損」を防ぐ為なのです。 何十年も、永く垂直に壁の中にいる断熱材。 ウール100%では自分の重さで下に垂れ、上部に「断熱欠損」という名前の隙間が発生してしまったのでは、断熱材としての任務を遂行できないからなのです。


ばうはうす、ある日の施工

窓下のウールブレス
施工されたウールブレス
施工されたウールブレス

壁も天井もふかふか……まるで雲にのってアルムの山々を散歩しているハイジの気分。 もっと激しく表現するなら──壁も天井も!! ゴロゴロ転がり回りたい気分!! ……です。 たんに「詰め込んでいる」感じがしますが、ここに技アリ!! 外壁との間に通気層をとりながら優しく配置し、しっかりタッカーで打ち付けないと、施工が良くなくて断熱欠損が起きてしまいます。

いくら納得した素材を吟味してみても、使い方を間違えてしまったら意味がありません。 それも「ばうはうす的」考え方のひとつです。 大工さんもしっかり「ばうはうす的」を理解して仕事を遂行してくれています。

めくってみる
断熱材は床まで
床いっぱい

こまかいことですが……ウールブレスをめくってみます。 この家の間柱の奥行きは105mmです。 それぞれの物件に合わせた「厚さ・高さ・幅」を選びます。 壁の途中で継ぎ接ぎ、なんてことはもちろんしません。 床の部分はかなり余裕をもたせて施工します。 社長は口では言わないけれど、手の内を明かして自慢するのは「ボクの美学に反する」って思っているはずです。 でも、説明しないとよくわからないので、よく説明しておきます!!

内装下地仕上げ

このページで使用しているのは「バージンウール」を使用したウールブレスです。 写真うつりと「ウール感」が伝わりやすいので、こちらで紹介致しました。 他にも「リサイクルウール」から作ったウールブレスもあります。 さらに詳しい情報は、輸入販売社サイトでご確認いただけます。


得だねテレビ

輸入販売社が、京都テレビの番組「田淵岩夫の得ダネ! てれび」のON AIR映像を公開しています(約9分)。 ウールブレスの機能や、施工の様子などがよくわかる内容になっています。

ぜひ、参考にしてみてください。


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家を建てることを決めて建築会社や工務店・設計事務所を探すときにばうはうすを思い出してください。
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