シラス+αの家 見学会

ケミレスタウン
先日、千葉大学柏の葉キャンパス内にあるケミレスタウンの中の一つ、株式会社 高千穂による実験住宅「シラス+αの家」の見学会に参加いたしました。高千穂さんといえば火山灰土から作られる白州そとん壁でお馴染ですね。
さてケミレスタウンとは・・近年のシックハウス症候群の問題を受けて、「ケミレスタウンプロジェクト」の名の下に、住宅メーカーと千葉大学で共同開発をしている実験施設です。原因となり得る化学物質を可能な限り低減したモデルハウスが4棟建設されています。こちらの実験棟ではシックハウスが疑われるお子様とそのご家族が希望により滞在する事などもでき、症状の原因解明、改善の実証をする事により今後の快適な住宅環境の指針を提案しています。

シラス+αの家 内部「シラス+αの家」では、外壁だけでなく内部仕上げ材も火山灰シラスによるもので、壁下地材も天然無機質原料です。また無垢の床材を使用し、建具・家具は面材だけでなく接着剤まで自然素材「にかわ」を用いており、一貫して自然素材建材が活用されています。
この徹底した姿勢はモデルハウスならではで、全てのお客様がここまでの住宅が必要な訳ではありません。でも人や環境にできるだけ負荷を与えない、という視点での素材選びはばうはうすとも相通じるものがあります。
ちなみに内装用シラス壁の一つ「中霧島壁」は現在建築中高崎市H様邸の和室に用いる予定。ルナファーザーより和の質感が引き立ちます。バリエーション豊かな自然素材100%の住建材、適材適所で今後も用いていきたいと思います。

その他、OMソーラーによる太陽熱利用や雨水タンクなど自然エネルギーを利用した環境共生技術も多くみられました。そして近々発売の打ち水による気化熱を利用したという冷却システム、「クルクール」のデモンストレーションも行われました。こちらは貯水タンクに貯めた雨水や水道水を配管でくみ上げ、壁面全体に水を浸透させ、蒸発時に発生する気化熱作用で建物や室内を冷却するというものです。そとん壁が本来防水機能・調湿性に優れているため乾きはとても早いのですが、雨でもないのに写真のように突然家がびしょぬれだと、通りがかりの人がびっくりですね。省エネに対する貢献度は高いのですが、このような大掛かりな設備は中々つけられるものではありません。そとん壁のお宅にお住まいのお客様、とりあえず夏場に軽くリビングの壁にでも打ち水してはいかがでしょうか。

シラス+αの家 外観


2008年12月 5日 | 教えるこの記事を知人に教える

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